毎日新聞
「えらぼーとジュニア」とは
「えらぼーとジュニア」って何?

選挙で投票できるのは20歳以上ですが、選挙権のない小学生や中学生にも無関係ではありません。選挙結果にもとづいて政治が行われるからです。選挙権を18歳に下げることも検討されています。そこで、「未来の有権者」に政治や選挙に関心を持ってもらおうと「えらぼーとジュニア」を作りました。画面に出てくる質問に答えると、自分の意見が参議院選挙の当選者や政党の意見とどれだけ一致するかがわかります。

なぜわかるかというと、同じ質問を当選者(質問をした当時は立候補者)と政党にしているからです。それと同じ質問に答えるから、自分の意見と当選者や政党の意見とを比べられるのです。

えらぼーとジュニアでは、ほかの人の意見を知ることもできます。たとえば、「外務大臣は英語が話せる人に限るべきだと思いますか」という質問がありますが、えらぼーとジュニアをした人のうち「思う」という人が何パーセントで、「思わない」という人が何パーセントなのかを知ることができます。

画面には親子が乗った飛行機も出てきます。「えらぼーとジュニアをして、ひとつひとつの答え(=思い)を未来へ飛ばそう(=届けよう)」という思いをこめました。

<一致度とは>

あなたの答えが、候補者や政党の答えとどれくらい一致したかを示す数字です。たとえば、10問中5問で一致したら一致度は50%、10問中1問なら10%となります。ただし、それぞれの質問に付いている「関心度」のボタンを押すと、関心の高さによって一致度の数字が変わります。

<関心度ボタン>

同じ一致でも、関心のある質問で一致した方が、あまり関心のない質問で一致するより「一致度」が高いはずだ、という考えで作りました。
※詳しくは大人の「えらぼーと」を参考にしてください。

<「非該当」「無回答」政党の回答詳細>

それぞれの質問に、選択肢と違う回答をした政党のうち、理由が書かれていたものをそのまま紹介します。無回答の理由も紹介します。(理由が書かれていなかった政党ははぶきます)

問1 18歳選挙権

  • 自民
    国民投票法に関する、いわゆる「3つの宿題」をめぐる議論を踏まえて、検討していく。3つの宿題とは①青年年齢の引き下げ②公務員の政治的行為の制限③国民投票の対象拡大。

問4 憲法改正

  • 民主
    現行憲法の基本原則を尊重、堅持しながら、足らざる点があれば補い、改める点があれば改める点を、責任をもって提案する。

問6 消費税8%引き上げ

  • 維新
    消費税は地方税化すべき。
  • みどり
    「引き上げるべき」とまで言えない。引き上げが必要になる場面もありえるが、その場合は時期を慎重に検討すべきだ。

問7 年金を受け取れるか

  • 自民
    年金保険料率の上昇を抑制するため、必要な政策を講じ、安定した年金制度が維持されるよう努めていきたいと思う。
  • 民主
    公的年金一元化、最低保障年金の創設を中心とする改革を目指す。/li>
  • 緑の党
    単純に「思う」か「思わないか」で答えられる内容ではない。どうしたいか、の意志を問うべきだと思う。

問8 30年後の日本

  • 民主
    いまより住みやすい国になるよう努力したい。
  • 社民
    住みやすい国にすべく努力をするのが子どもに対する大人の責任です。

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